2015年12月28日月曜日
2015 年もいよいよ終わりが近づいてきました。皆さまにとって、2015 年はどのような一年だったでしょうか。今年最後の投稿となる今回は、Google 検索に関する今年の出来事を振り返り、2015 年を皆さまとともにおさらいしていきたいと思います。
モバイル関連の記事が注目を集める
まずは、ウェブマスター向け公式ブログに投稿されれた記事のうち、今年一年アクセスの多かった記事をランキングでご紹介します。
- 検索結果をもっとモバイル フレンドリーに
- 検索ユーザーがモバイル フレンドリー ページを見つけやすくするために
- "Google Search Console" - ウェブマスター ツールが新しくなりました
- Google がお勧めするスマートフォンに最適化されたウェブサイトの構築方法
- モバイル フレンドリー アップデートを開始します
- Google の検索結果からコンテンツを削除するには
- HTTPS ページが優先的にインデックスに登録されるようになります
- 誘導ページについて、品質に関するガイドラインを更新しました
- Google のインデックスからコンテンツを削除する方法
- 4 月 21 日のモバイル フレンドリー アップデートについてのよくある質問
上記ランキングの中には、Search Console のように今年初めて登場した言葉も見受けられますが、一年を通して最も人気を博したトピックは "モバイル" でした。上位 10 件中 5 件もの記事がモバイル関連となるなど、ますます読者の皆さまのモバイルに対する関心の高まりを感じます。
App Indexing
2013 年の発表 、そして 2014 年の一般公開以降、 App Indexing は 多くのウェブマスターやアプリ デベロッパーの皆さんに利用され、Google 検索はより多くの モバイル アプリ内コンテンツをインデックスすることが可能になりました。今年は、 ランキング要素の一つとして使用される ことが発表され、検索結果でアプリ コンテンツがより簡単に見つかるよう変更が行われました。Google サーチ クオリティ チームでは、
など、App Indexing に関してより良い体験を提供できる体制を整えました。
Google Search Console
一方、Google 検索に関心を寄せるのはウェブマスターだけではなくなったと考えた私たちは、今年 5 月、ウェブマスター ツールを Google Search Console として一新し、 アプリ開発者向けの機能を提供する など、様々なタイプの人たちに向けたサービスの提供を開始しました。もちろん、 従来からある機能の改善 も継続的に行っています。Search Console はこれからも検索に関心を寄せるすべての人にとっての包括的な情報源となることを目指していきます。Search Console に関する記事を読み直したい方は、 Search Console ラベル より検索いただけますので、ぜひご活用ください。
セキュリティ
モバイルなどの話題が盛り上がる一方で、Google はユーザーやウェブマスターの安全性も決して忘れません。昨年に引き続き今年も #Nohacked キャンペーンを開催 し、ハッキングを防止するための様々な方法を紹介しました。また、検索結果に表示されるサイトの不正なハッキングに取り組むことを目的に、 一連のアルゴリズムの変更 も行いました。さらに、 セーフ ブラウジングによるユーザー保護の取り組みを紹介 したり、 HTTPS URL を優先的にインデックスしていく ことを発表するなど、ユーザーがより安全にウェブ ブラウジングを行えるための情報提供と環境の改善に力を注ぎました。
皆さんとともに
そしてもちろん、今年もウェブマスターをはじめとする多くの方と出会えたことを私たちは大変嬉しく思います。今年はハングアウトを活用した ウェブマスター オフィスアワー のみならず、東京をはじめ、岡山や大阪、金沢といった地域で行われるイベントにも参加し、参加者の皆さんと直接的な意見交換を行いました。また、米国本社では 2 年に一度の TC summit が開催 され、ヘルプ フォーラムでユーザー サポートに日々大きな貢献をいただいている世界中のトップレベル ユーザーの方々と、貴重な意見交換や議論を行うことが出来ました。
以上、今年も様々な取り組みが行われましたが、これらは、ヘルプ フォーラムや Google + コミュニティ、ハングアウトなど、様々な場所で皆さんにご参加いただいたり、フィードバックをご提供いただいたおかげです。どうもありがとうございました。Google サーチ クオリティ チームでは、2016 年も皆さんのお役に立つ情報を提供できるよう、継続的に取り組みを行っていきたいと思います。
それでは皆さん、良いお年を!